2004年12月

今年最後の更新です

 今は大晦日の午前0時42分。今年最後のパンを作りながら、これまた今年最後の更新を始めた。いまはベンチタイム。タイマーにピピピピと呼ばれたら、あわててキッチンに向かわなければならない……といっても、なんせうちは豪邸だから、ほんの徒歩5、6歩で着くんだけれど(わはは)。

 明日、大晦日から、富山の温泉に出かける。行き先は知らない(!)。段取りは、超マメな性格の、夫の弟氏がすべて組んでくれている。私は着替えをカバンに詰めて待ち合わせ場所に行けばいい。そこに弟氏の車が待っていて、目的地まで運んでくれるというわけだ。夫も東京から合流する。参加者は、夫の母、夫の弟とその娘、夫、私の5人。人気の温泉らしく部屋が一つしか取れなかったとかで、全員で同じ部屋に泊まる。夫の亡き父の初盆のときなどで、大部屋睡眠は慣れているのでどうってことはない。姪は大学院生(D3)、私とは女子大生同士というわけだ(おほほほ)。

 明日は朝早くでかけるので更新する時間がない。そこで今夜ご挨拶することにした。この更新の下には、東京のまいちゃんからの投稿を掲載した。続きを読む

2人目の孫が生まれます(まい)

 ご無沙汰しております。東京のまいです。久しぶりに繋いでみましたら、あらあら、4月に楽しそうな催しがあるのですね。参加したいのはやまやまなれど、4月末から5月にかけて、2人目の孫の誕生予定です。年若くても、お婆はお婆。初孫共ども面倒を見なくてはなりません。涙を飲んで参加を諦めます。

 さて、長男はどうやら高校を卒業して社会人への道を歩き出しそうです。ええ、就職が決まりました。彼も大人になって、思うところがあるようで、今年の夏は、父親となにやら話をしていました。

 はねこさんも楽しそうな1年だったようで、今年1年、楽しませていただきました。おもしろく読ませていただきました。また来年もよろしくお願いいたします。

新聞宅配は日本独自のシステム

 朝刊トップ記事は、奈良の小学生誘拐殺人事件の「重要参考人」が浮上したというもの。ニュースサイトを巡ると、すでに事情聴取や家宅捜索が始まっており、逮捕状も請求されたとある。容疑者の職業は「新聞販売員」。うーむ。たしかに土地勘はあるに違いない。

 新聞販売員と配達員はどう違うんだろう。「販売員」というと、例の「奥さん、3か月ただにしますから」と営業をかけるアレだろうか。両方を兼ねている人もいるのだろうか。いずれにしろ、大変な仕事である。

 10日ほど前、新聞料金の集金に来た人を見て驚いた。いつもは金髪ピアスのにーちゃんだが、その日やってきたのは「おじいちゃん」としか呼びようのない高齢者だった。70代後半ぐらいか。22日に夫(東京在住)と飲んだときも、新聞配達員の高齢化が話題にのぼった。東京でも、とにかく高齢者の配達員が目につくのだという。「しんどい仕事だから、若いモンは続かないのか」「働かなければ食べていけない高齢者を雇うのが、販売店ぐらいしかないのかもしれない」エトセトラ。仕事の始まりは深夜。冬は、夜が明けぬうちに配達が始まる。かんかん照りの夏は、暑さのピークが過ぎたばかりの時間に夕刊配達である。雨の日も嵐の日も雪の日も休めない。多少給料が良くても、ガマン強さのない人にはつとまらないだろう。

 1960年代、新聞配達は「貧乏だけれど前向きに生きる勤労青少年の仕事」だった。歌手山田太郎の『新聞少年』が大ヒット。私の通う中学では自転車通学が禁止されていたが、例外が、「新聞配達、牛乳配達をしている生徒」だった。牛乳配達は廃れたが、新聞配達はいまも「日本の常識」になっている。でもそれは、世界的にみて他に例のない日本独自のシステムだ。続きを読む

支援は顔の見える関係で

 雨の音で目が覚めた。あぁ残念、今日は年内唯一のオープンデイ、お布団ほして、洗濯機をぶんぶん回して、いつもよりていねいな掃除をして……と意気込んでいたのに、布団は干せず、洗濯物は室内に干すことになっちまった。

 スマトラ地震の影響は、遠くアフリカ大陸東部から南米の海岸にまで及んでいるという。文字通りの世界地震だ。被災者数、死亡者数とも日ごとにその数を増やしている。

 うさぎやを始めてまだ日の浅いころ、パプアニューギニアで地震/津波被害がおきた。当時、青年海外協力隊員として現地にいた橋本くんが、うさぎやに何度か投稿していたことが縁で、協力隊員の教育施設(福岡県)で教鞭をとる協力隊OBの先生に義捐用銀行口座を開設してもらい、うさぎやでもカンパを呼びかけた。そのお金で、現地の人々が生活自立するための「職業学校」が設立されたはずだ。

 あのとき印象深かったのは、各国政府が集めて送る義捐金が、必ずしも適切に使われていないという話だった。ありていに言えば、現地の権力者がかなり恣意的に流用/私用する、ということ。したがって、カンパの送り先=どこにどのように自分の気持ちを託すか、は、熟考する必要がある。

 今回私は、ラジニカーントファンのお仲間である、てつのすけさん(大阪発ラジニネットワーク代表)の呼びかけにこたえることにした。

 この夏、てつのすけさんやみずさわちゃんたちは、タミル州チェンナイを訪れ、彼の地のラジニファンクラブの面々と会ったり、テレビ番組に出演したりと、交流を深めてきた。その、現地ラジニファンクラブの要請に応えての義援金募集である。詳細は、タミルナドゥ州津波被害に対する義援金の募集についてを読んでほしい。続きを読む

地球よ……

 飲んで食べておしゃべりして、たっぷり9時間を楽しんだ忘年会から戻り、ラジオをつけ、パソコンを立ち上げてウェブにつなぎ、ニュースサイトを見て、絶句した。なんという津波! NHK・FMはのどかに(?)バイロイト音楽祭の録音を流している。ちょっといらんわ、とラジオを消し、ニュースサイトを巡回した。

 朝になって、震度がマグニチュード9.0に修正された。死者はすでに1万人を超えているという。被災地にリゾートが含まれていることもあって、被災者には欧米人や日本人もかなり含まれている。この夏、われらがラジニファンのお仲間が訪ねたチェンナイ(インド・タミルナドゥ州)のビーチも、無惨に破壊されたようだ。おみやげDVDを何度も見て、散歩気分を味わっていただけに、自然の怖さをあらためて認識させられた。うさぎやお食事会を催したティラガのスタッフの方々の家族が無事だったのは、不幸中の幸いだ。

 「この地震による津波の恐れはありません」。地震のたびに繰り返される文言にはすでにかなり鈍感になっていた。6メートル、10メートルの波、ビルの3階まで届く波、といわれても、にわかにはイメージしがたい。

 今年もあと5日。台風、豪雨、異常気象、地震、津波…最後の最後まで、人の手の届きようのないところで大きな災害が続いている。地球、いったいどうなってるのか。

 さて、気を取り直して仕事にでかけよう。年末は30日まで、新年は5日から、塾の冬期講習がある。

計画を立てるのは好きな私(笑)

 朝、洗面所でお湯を両手に受け、顔を洗おうとしたら、か、肩が上がらない! 50肩、ではなくてぇ、筋肉痛である。とほほのほ。昨日、ゲンキープで張り切りすぎた「後遺症」だ。

 マシンの負荷は、「10回は無理なく動作ができて、15回あたりでしんどくなる重さ」に設定するようアドバイスされる。残り5回を、うんとこどっこいしょ〜〜っと挙げたり下げたり押したり引いたりするわけだ。ジム通いを始めたときには「女子初心者」の負荷でスタートしたが、私の場合、筋力はそこそこあるので、ほとんどのマシンで、「男子、トレーニング」のレベルになっている。ちなみにレベルは、マシン初心者、健康維持、トレーニングと、目的に合わせて3段階ある(表現は不正確)。もちろん、鍛えまくりの男性やアスリートは、その目安を大幅に越えた負荷をかけてトレーニングしてるけどね。

 ゲンキープから遠ざかっていた3か月の間に、なみはやドームで何度かトレーニングしたとはいえ、週1回ゲンキープ通いをしていたころに比べると、運動量がはるかに落ちている。その結果の筋力低下だ。とはいっても、更新しているいまはすでに「筋肉痛が痛気持ちいい〜」状態に戻っているので心配はない。

 4月のイベントは、最初に参加者全員でストレッチしてもらおうと考えている。「準備運動は大切です」だからね。みょうがさんは……着物姿でストレッチ?(笑) できないことはないよね。続きを読む

原子心母!

 うっわあぁ〜〜なっつかしすぎるぅ〜〜〜! いまNHK・FMから流れているのは、ピンク・フロイド「原子心母ーATOM HEART MOTHERー」。ここ数日、渋谷陽一センセのDJにより、昔なつかし洋楽バンドのライブ音源がオンエアされている。「ワールドスーパーライブ」という年末の特番だ。今夜はピンク・フロイドというので、当然、聴く体制はとっていたのだが、実際に音が流れると、一挙にタイムスリップしてしまう。うあ〜〜〜〜。

 昔々はね奴は、相思相愛の男子に「原子心母」のLPレコードをもらいましたとさ。でっかい牛が写っているジャケットも印象深い。でもそれはいま、夫の部屋にあって(私はレコードプレーヤーを持っていないので、CDしか聴けない)、もう20年ほど聴いていなかったのだ。あの時代、社会、あのころの自分…いや、そういう「感傷」を差し引いても、やはり「原子心母」はずしんとひびく曲だ。

 今日は実質的な冬休み初日。休み明けには定期試験が待っているが、いや、それより先にすべきことがある! 今日のはね奴は、イベントに向けて活動を開始しましたのさ。3か月ぶりのゲンキープであーる。 続きを読む

1月5日に賭ける!

 えらい大げさなタイトルだけと、本当にそうなりそう。ええ、例の、うさぎやカラダ系・ゲージツ系イベントの話であります。先日、会場に寄ってきましたが、3月の週末はすべて予約で埋まっておりました。すごい人気。

 4月の募集は1月5日朝10時から。こうなったらはね奴、前日から徹夜して…というのはもちろん嘘だけど、10時に会場に出向いて予約してきます。候補は以下の日程。希望を募りますので、参加予定の皆さんはすみやかに書き込んでくださいね。参加できるところ全部を申請してください。一番人数の多い日に決めます。番号で書いてもらえばけっこうです。締切りは年末です。

1)4月16日(土曜日)午後発表会、夜に宴会
2)4月17日(日曜日)午後発表会、前夜(土曜日)に宴会
3)4月17日(日曜日)午後発表会、日曜夕方早めに宴会

4)4月23日(土曜日)午後発表会、夜に宴会
5)4月24日(日曜日)午後発表会、前夜(土曜日)に宴会
6)4月24日(日曜日)午後発表会、日曜夕方早めに宴会続きを読む

三井マリ子さんが豊中市とすてっぷを提訴した

 ブログはHTMLタグを打ち込む必要がなくてお気楽だが、そのぶん、硬派な文章を書くにはそこはかとない違和感がある…ことに、今夜気付いた。そう、今夜の原稿は、珍しく硬派である(V!)。

 2004年3月末まで「とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ」館長をつとめた三井マリ子さんが、「合理的な理由なく雇用の継続を拒まれ、精神的苦痛を受けた」として、豊中市と「すてっぷ」を管理する財団法人に、1200万円の損害賠償を求める訴えを起こした。

 私は、すてっぷ開館以来現在まで、評議員をつとめている。三井さんが裁判を起こす意向を持っていることは評議会でも聞いていたので、提訴は意外ではなかった。彼女を支援する活動も始まっている。詳細は「館長雇止め・バックラッシュ裁判を支援する会(略称:ファイトバックの会)」http://fightback.exblog.jp/を読んでほしい。念のために書くと、訴えられているのは理事会であり、評議員の私は裁判には関係ない。

 ただ、訴状には「事実と違う」見解が含まれているため、私の正義感がどうしても、意見を表明せよと私に迫る。そうよね、どんな組織にもグループにも属さず、一匹うさぎを貫いてきた私だからこそ書けることがあるよね。誰にどんだけ陰口をたたかれても、私の人生には何も影響ないし。だいたい、陰口しか叩けないようなヤツは、その程度でしかないということだものね。

 さて、前置きはこれくらいにして、本題に入ろう。長くなるぞ〜きっと。続きを読む

コミュニケーション力?

 昨夜は久々のおうち晩ご飯。コンパのお刺身が頭にちらついていたわけではないけれど(はは。ホントの理由は、平和堂でお造り盛り合わせに値引きシールが付いていたから)、手巻きずし&具だくさんの味噌汁を作った。

 うさぎやイベント候補会場には、昨夜も立ち寄れなかった、というのは、大学で、心理学の実験(卒論用)に協力してほしいと頼まれたからだ。面白かった。

 ゼミなどに使う小さな教室の端と端にテーブル&イスが向かい合わせにセットされている。私が窓側に、実験者がドア側に座り、5メートルほどの間隔を空けて対面。実験者の質問に、私が答えるという段取りだ。

 まず彼が自己紹介し、私に5、6個の質問をする。彼はノートもペンも持っていない。ということは、実験内容は、私の「答」ではなさそうだ。
 住まいはどこですか、大学で苦手な科目は何ですか、もし大学が、あなたのやりたいことにお金を出してくれるとしたら、何を希望しますか、エトセトラ。私は、質問者の3、4倍ぐらいよくしゃべる(笑)。

 終了後、隣室でアンケートを取られる。質問者とのやりとりを、10項目ほど、5段階で評価する。また、質問者が実験の間に話したことをどれだけ覚えているか、再現させられる。

 この部屋でも実験が行われていた。ここでは、テーブルを挟んだ至近距離で、質問者と被験者がやり取りをする。対話するときの距離とコミュニケーションのありかたの関係を調べるのが、テーマの1つだそうだ(実験が終わってから初めて説明を受ける)。

 自分で一番興味深かったのは、私のコミュニケーションの傾向(?)が分かったことだ。私はインタビューのプロだから、質問者の発言内容(彼がどこに住んでいるか、大学で苦手な科目は何か、大学にしてほしいことは何か、星座と血液型は何か、など)はすべて覚えていたし、アンケートに記入できた。ところが、最初に彼が自己紹介したときに名乗った姓名だけは、すっぽりと記憶から抜け落ちている、というか、覚えるつもりが最初からなかった。

 そうなのよね〜。継続してつき合う予定のない人でも、顔と発言内容と出会った(話した)シチュエーションは覚えているけれど、名前や電話番号はさっぱり覚えないのよね〜。

 おっと、大学に出かける時間だ。講義は今日が最終日だ。

 
プロフィール

はね奴

京都市在住。本・雑誌・DVDの企画・制作。エッセイ講座講師。20代から、労働運動と女性運動の重なる領域に生息。フェミとは毛色が異なる。

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