2007年02月

私が東京都民なら、黒川氏に一票!

 今夜の食事は、レンジでチンの簡便メニュー。しかも、添加物たっぷりのS&Bのピアットシリーズである。手抜きには違いないけれど、楽したいからではなく、ユーワクに負けたというのが本音。なにせ、「ピアット一度は食べたいあの店のせんば自由軒カレー」なのだ。数日前に団地内のコンビニで見かけて以来、気になってしかたなかったのだが、ついに今夜、手が伸びてしまったというわけなのさ。

 お店では、カレールーとご飯が混ぜられ、真ん中のくぼみに生卵が落とされたカタチで出てくる。それにウスターソースをかけて食べる。商品にはウスターソースも付いているので、チンしたご飯とカレールーを自分で混ぜ、生卵を乗せてウスターソースをかけたあと、またまたぐちゃぐちゃに混ぜて(笑)食べた。

 自由軒といえば、「唯一の本物」を名乗る難波(千日前)の「自由軒」と、レトルト通販をやっている「せんば自由軒」とが対立している。難波の「自由軒」は、「本物の味」を守るために通販や遠隔地での出店は一切しないという立場であり、添加物だらけのレトルト食品を通販する「せんば自由軒」をニセものとして批判している。私は両方の店で食べたことがあるけれど…。

 本場インドからやってきたコックさんたちが作る、スパイスをふんだんに使った、合成添加物一切ナシのカレーをいくらでも食べられる大阪では、自由軒のカレーに特別思い入れることはないなぁ。織田作のファン(千日前自由軒のカレーを好んで食べた)でもないしね。ま、今日食べたことで気がすんだので、これからまた買うことはないでせう。

 対立(?)といえば、何日も前から書こうと思っていた東京都知事選挙の話。いやまぁ、オヤジの世界って、おどろおどろしく、かつ、幼稚なのねぇー。続きを読む

用がなくても「都会」に出なきゃ(笑)

 今日は空振りだった。3分で済む用のために梅田まで出かけたのだが、なんとまぁ、日曜は5時までだって…。そのころはすでに梅田にいた。ただ、9時まで開いていると思い込んでいたので、久々の百貨店巡りなぞをして時間を潰していたのだ。あーあ、明日また出直しでいっ!

 だからというわけではないが、私、ちょいと意地悪モードに入ってしまった(苦笑)。

 JR大阪駅と大丸百貨店の間にある巨大砂時計の前で、JR西日本とJCBが、クレジットカードの加入イベントを開いていた。アンケートに答えたら(=セールストークに付き合ってあげたら、という意味)、インスタントコーヒー2種類各100gずつをもらえるという。イコやんにクレジット機能のついた「スマート・イコカ」にちょっと関心があり、かつ、あと1カ月で学割の使えなくなる私は、アンケートカードをもらって列に並んだ。でもそこで、担当のにーちゃんを困らせてしまったんだよなー、あまりの彼のコミュニケーション力のなさに呆れて。

 彼らがJRやJCBの社員でないことは百も承知である。無料のバイト情報誌でかき集められた臨時バイトか派遣社員である。だが、それにしても無知すぎる。マニュアルから外れた時の対応が悲惨すぎる。

 筆記用具を常に携帯している私は、列に並んでいる間にアンケート用紙への記入を終えた。するともうそれだけで、マニュアル接客の出ばなをくじかれたにーちゃんはしどろもどろ。いきなり、カードの特典を力説し始めた。

 をいをいにーちゃん、キミら、クレジットカードを売りつけたいんだろ? ならば、最初の問いは、「いま、どちらのカードをお使いですか?」or「クレジットカードはお使いですか?」から始めるべきだろう。

 意地悪心の芽生えた私は、彼の一方的なトークを遮って質問する。
 「ちょっと待って。正規料金より安くなるのは分かった。でも私、新幹線に乗る時はたいてい、格安ショップで回数券を安く買うのよ。それと比べたらどうなんかなぁ?」
 「それよりお安くなります!」
 「いくら?」
 「……とにかくお得です!」
 「そうかなぁ……」
 彼は、同じバイト仲間(女性)に相談に行ったが、2人揃って金額は言えなかった。実際、梅田周辺にいっぱいあるチケットショップの方が200円は安い。

 カーン!(失格の鐘の音)。

 「でも、3日前までに予約する早得なら絶対にお得です!!」
 「それって、朝6時台に出発するのぞみだけって書いてあるやん」
 「ひかりなら全日使えます!!!」
 ……
 カードがなくても、ひかり早特きっぷは1週間前までなら買えるけどぉ…などと内心でつぶやくおばはんに、ダメバイトは次なるセールスポイントをまくしたてた。
 ……

 「キャンペーン期間中に入会していただくと、JCBのギフトカード千円分をプレゼントします」
 「それは阪神百貨店のJCBカード加入でもやってるよ」
 「エメラルドカードのプレゼントは新規加入に限らせていただいております」
 「あれ? 私はいまマスターカードだけど、JCBに変えるときは新規加入扱いになるって言われたよ」(←事実なり。そもそもバイトは私がどんなカードを持っているか聞きもしなかったくせに、思い込みで勝手なことを口走ったわけだ)
 「では、2枚持ったらどうですか」
 …オマエ日本語の使い方おかしい! と、これまた内心でつぶやきつつ、私、
 「クレジットカードを何枚も持つのはイヤだから」
 「カードを5、6枚持って使い分けている人もいますよー」

 カチンときた私は、ここで観察&いちびりをやめることにした。
 「あのねー、他人がどうしてるかは関係ないの! 私、カードを何枚も持つのはイヤなの!」

 にーちゃん、びっくりしていた。こういうリアクションはまったく想定していなかったらしい。バカものめが。

 露骨に不機嫌な顔をして、なかなか「プレゼント」を取り出そうとしないにーちゃんを黙って待って、インスタントコーヒーを無事にゲットした。

 こういうアルバイトの事前研修が何時間ぐらい、どういう内容で行われるのか知らない。でも、この程度で通用するということは、売る方も買う方(加入する方)も似たようなコミュニケーション力だから、ということなのだろうなー。

 金がないからといって街に出ないと、いまどきの世の中の雰囲気がリアルに把握できなくなるかもしれない(おおげさー)。そう思った私は、ふだんなら絶対に足を踏み入れない、阪神百貨店「質流れ品大バザール」会場をのぞくことにした。続きを読む

そろそろ、ブログ止めどき?

 ブログを始めたのは、山の上の学校に通うようになって、ウェブサイトの更新に費やす時間が思うように取れなくなったからだった。年末に論文を提出したあとはぐんと時間ができた(はず)。そのわりにはまとまった時間が取れないのだが。それでも、4月からは新しいウェブサイトを開く予定にしている。今のところ、まだまったく手を付けていないのだけれど。ただしそのサイトは、仕事中心の内容にするつもりだ。

 ウェブサイトを開設して10年。大中企業の大半が自社サイトとブログを開設し、老若男女、誰もがブログで発信できるようになったいま、私にとっては望ましくない「変化」も生まれた。

(1)金(カネ)の論理に席巻された

 私がインターネットに惚れた理由のひとつが「コピーレフト」という思想の存在だった。フリーソフトウエア財団GNU プロジェクトの解説によれば、コピーレフトとは次のようなものである。
コピーレフト (Copyleft)とは、プログラムやその他の著作物をフリーとし、加えてそのプログラムの改変ないし拡張されたバージョンもすべてフリーであることを要求するための、一般的な手法の一つです。


 インターネットが商用化される前から、私は編集を生業としてきたので、著作権に関する知識は当然あったし、今もある。ただし、知識があることと、それを無条件に支持することとは別物だ。続きを読む

「うそ」と「はみご」の関係

 塾に行ったら、壁に、「私立高校合格おめでとう!」ポスターが掲示されていた。Yさんの名前もそこにある。「合格してたんですか?」と塾頭さんに尋ねたら、「…と、本人は言ってるんですけど、彼女は嘘が多いので、高校に電話して確かめないとねぇ…」との答えが返ってきた。

 14歳にして、ここまで信用されない子どもとは、何だろう。

 彼女は1人娘。朝も昼も夕方も夜も、塾頭さんがいつ電話しても必ず自宅の電話は留守電になっているという。なおかつ、メッセージを吹き込んでも、両親から塾に連絡を取ってこられることもない、と。塾では、年に数回、塾頭と保護者の面談が行われる。保護者の都合がつかない場合は電話で済ませることもあるが、Yさんの両親は、それにもまったく応じていないのだ。

 進路(志望校)を決めるとき、Yさんは、「大学は私立に行くお金を用意しているから、高校は公立に行けと(親に)言われている」と語った。不登校で塾もサボってばかりの彼女が、高校に進んで急に勉強熱心になるだろうか? 将来の夢も希望も「特に何もない」というのだから、なおさら疑問だ。

 私は、「公立高校に進んで、大学受験のためにまた塾に通うことを考えれば、大学附属の高校に進んで内部進学をめざしても、経済的負担はたいして変わらないよ」と意見したのだが、彼女は「お父さんが、公立でないと絶対ダメと言ってるから公立にする」と言い張った。

 このやり取りは彼女の「うそ」づくめ発言を知る前のこと。発言の真偽は、今となっては不明である。

 生徒ちゃんはいくらでも平気で嘘をつく。たとえば、塾に遅刻してきたとき、親の目を盗んでサボろうとするとき、宿題をしていなかったときの言いわけには、さまざまな創意工夫が見られる(笑)。それらは織り込み済みでこちらも対応する。

 だが、Yさんのうそは質が違う。他の生徒諸君が放つ「出まかせ」「浅知恵」の類がない。もしかすると彼女、現実世界とは違う「もうひとつの世界」で生きていて、その「世界」の「現実(←彼女にとっての)」を、この世界でついそのまましゃべるものだから、「嘘だらけ」「嘘つき」のレッテルを貼られてしまうようになったのだろうか。

 嘘をつくから仲間はずれにされて、一層「もうひとつの世界」にのめり込んだのか、あるいは、仲間はずれにされたから、一人遊びの方法として「妄想の世界」をリアルに生き始めたのか。児童文学の世界では昔からしばしば描かれてきた、「他の人には見えない友達や小動物がいると主張し、その人や動物と遊んだり対話したりする」物語を思い出した。

 Yさんには、幼少時に同世代の子どもたちとわいわい遊んだ経験が、決定的に欠けていたような気がする。1人っ子であったり、他の兄弟姉妹と年の離れた子どもだったりする場合、同世代でのコミュニケーションがうまく取れない子どもになってしまう場合が、少なからずあるような…。

 公立前期の試験は今週金曜日。サボり続けている彼女とは結局会わずじまいになりそうだが、どうにも後味が悪いなぁ。
 

おもしろいのはやっぱり人、人、人間!

 あした小論文試験と面接を受ける受験生のために、今夜は塾で特別無料講習会を開催した(笑)。とはいえ、お金にならないだけで、私が得るものは少なくない。

 小論文のお題は、昨夜出した「夢のロボット」。もっとも、題を思いついたのは私ではなく彼自身だけどね。

 彼は学校で友人にアイディアを求めたらしく、ワークシート(私のオリジナル)には、異なる筆跡でさまざまな内容が書かれていた。いまどきの中3生男子の発想をじかに見られただけでも、思うところが多々あった。

 お題を具体的なテーマに特化するまでが、たいへんであり、かつ、楽しい。この手の話をするときには必ず出てくる定番の話題「ドラえもんの四次元ポケット」と、そこから出てくる道具話で盛り上がる(笑)。今夜も私は、「ドラえもん」話で必ず持ち出すネタを披露した。わが関大総情の卒業論文の話である。

 総情に入学した翌年だったか、諸ゼミがどのような研究をしているのか知りたいと思い、私は、公開されている発表会に積極的に参加した。いわゆる理系ゼミは「知識情報系」と呼ばれており、卒論発表が2日がかりで行われた。

 Yセンセは、およそ私学には向かないタイプである。T大理学部物理学研究科博士課程修了の理学博士で、趣味はピアノ演奏と散歩。個人的には好きなセンセだが、研究者になりたいと思う学生がほとんどいない私学では、彼のような「研究が好きで教育は苦手」な教員は評価されにくい。ゼミ生はなかなか集まらず、他ゼミの2次募集に落ちた学生が最後に救われる、といった感じだった。

 私が参加した卒論発表会で、Yゼミ生として登場した3人を見て、吹き出しそうになった。揃いも揃って爆発頭。どう見ても間違いなく「バンド活動に学生生活のすべてを捧げましたー」な3人である。彼らの卒論テーマが、『ドラえもんの道具は可能か否かー物理学の研究成果から考察するー』というものだった(表題は不正確なり)。

 おもしろかった。その場にいた教授の中には、貧乏ゆすりと嘆息と強引な司会進行で不快感をあらわに示した人もいたけれど、学生の受けは悪くなかった。そのエッセンスを、今夜、生徒ちゃんに話してきかせたというわけである。

 その結果、塾生の彼はどのようなテーマで原稿を書いたか。 
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こんな「意外」は嬉しい

 もうひとつの教室は、今日、ちょっとした驚きに包まれていた。専願も併願も全員合格していたのは喜ばしい限りだが、なかで、ある男子が、国公立大学受験をめざす特進コースに合格したのだ。保護者(お母さん)が興奮して電話してこられたという。

 塾でバイトを始めるようになって初めて知ったのだが、私学には「まわし合格」という制度がある。たとえば、最難関の「国公立特進コース」の合格点に達していなくても、それ以外のコース(私立大学特進コースとか、理系、文系、普通進学などなど、どの高校にも多彩なコースがある)の合格点に達していれば、第2志望以下のコースで合格になるというわけだ。

 くだんの少年は、その最難関特進に受かったというのである。親も本人も担任教師も塾の先生方も、みーんな驚いたそうだ。で、一人ニヤニヤする私。やったね、○○くん!

 実は彼、私のブログに何度も登場した少年である。両親が共働き(お母さんが看護師さん)なので、弟妹のために夕飯をこしらえてから塾にくることがある、とか、修学旅行その他の行事に出かけると、必ず、塾に手みやげを買ってくるとか、いまどきの中学生には珍しく、ちゃんとした敬語が話せるとか、母親を亡くした同級生のために何くれとなく気を遣っているとか。

 しばらく話せばすぐわかるが、彼は頭の回転がとても早い。将来は化学系に進みたいという理系人間だが、自宅での勉強をまったくといっていいほどしないので、暗記科目が苦手である。言語能力は、国語(←私が教えていた)の様子を見る限り、悪くない。ただ、中1で出てくる英単語さえ覚えていなかったそうで、英数国の3教科で受験すれば英語の点の低さが響くだろうと、5教科(英数国理社)受験を選択した。もっとも、社会科の勉強を始めたのは冬期講習の時期で、担当の先生が「(合格自体)無理かもしれないと思っていた」というほどひどかったようだが(笑)。

 入試前に私が注意したのは、「前髪が目にかからないように散髪しなさいよ」だけ。試験問題との相性が良かったのか、集中力を発揮したのか、何かを越えたのか。いずれにせよ、合格した今、本人はやる気まんまんとか。よしよし、である。

 もう1人、担任から「勝手にしろ」と放り出された男子がいる。第一志望は高専である。高専では学科試験の他に、自己申告書にもとづく面接&小論文試験があり、希望すれば2度受験できる。こうなりゃ、何が何でも小論文で高得点を獲らせねば…と、リキの入る私。自己申告書や論文の書き方を特別に(勝手に、とも言う。笑)教え、いっぱい宿題を出し、書きまくってもらった。

 小論文と面接は今週末、学科試験は日曜日、合格発表は来週末。さて、彼にとって塾最終日となる明日、どんなはなむけの言葉をかけようか。
 
 
 

肩の荷が3分の1は降りた

 ふぅーっとひと息。
 今日の塾では拍手とおめでとーの声が飛び交った。私立専願の生徒は来ていなかったが、電話やメール、友人への伝言で、全員の合格が判明。授業中には、ある男子がお母さんとともに合格お礼の挨拶に来たそうだ(会えなかったのが残念!)。

 公立併願の子も、Yさんを除く全員が、私立の入試に合格していた。Yさんは、同じ高校を受験した生徒によれば、入試会場には来ていたそうだが、塾頭さんのメールや留守電メッセージには、いまだに返信がないという。塾はサボリである。うーむ。

 私は2つの教室で教えており、もう一方の教室の結果は明日になるまで分からない。ただ、そちらのほうが「心配の種」が少なかったので(笑)、たぶん、危惧するような事態は起きていないだろう(と願いたい)。…そういえば去年は、難関私学を受験して落ちた男子がいたなぁ。Mくん、公立でのびのびやってるかなぁ…(遠い目。笑)。

 書き方がだんだん回顧調になっている…ということは、私の中で、この仕事へのケリがつきつつあるのかな? 動き出さなければ何ごとも始まらないことは、50年余の人生でよーく分かっているのだからね、私。

 ま、今月中はじっくり考えるさ>私。

 今日はここまで。

不登校、それぞれの理由

 調べてみたところ、どうやら大方の私立高校は、10日(土曜日)か11日(日曜日)に速達で合否通知を出しているようだ。…ということは、今現在、すでに生徒諸君には結果が伝わっているということだな。はてさて、どうなりましたやら。

 前にもちらっと書いたが、塾には不登校の生徒たちもけっこう通っている(いた)。10人10色の言葉通り、不登校になった理由は人それぞれだが、一番気の毒なのは、親が親としての機能を果たせていない家の生徒だ。

 Xさん(女子)は、府立でもトップクラスを狙える実力の持ち主だった(過去形)。塾生の私生活には立ち入らないが、彼女の家が離婚母子家庭らしいことは分かっていた。で、この母親が「問題」だった。男に依存するタイプらしく、自分のレンアイが生活の中心を占めていたのだ。

 やがてXさんの髪がキンキン金髪に変わり、眉がほとんどないほど細くなり、化粧が厚くなった。塾の終わる時間には、同じく金髪で眉のない「オトコ」が彼女を迎えに来るようになった。恋人という感じではない。オトコの方が彼女に執着して、半ば彼女を監視しているような雰囲気だ。ここから不登校への道はすぐである。続きを読む

13200件

 「お好み焼き、週に1回は食べますよ」と話したら、相手に驚いた顔をされた。はて、あれは、いつどこで誰と話している時だったかな? びっくりしたということは、相手は大阪出身者じゃないな。たしか男性で、時期も2月に入ってからのはずだが…危ない危ない、記憶があいまいになっている(苦笑)。

 とかなんとか思い出しつつ、いつもの豚玉を作るべく、冷蔵庫を開けた。
 中途半端に残ったお豆腐が目についた。あ、早く食べなきゃ。
 豆腐ハンバーグという単語が頭をよぎった。あれと同じようにお豆腐をつぶしてお好み焼きに混ぜ込もう!

 できあがったお好み焼きは、いつもよりふわふわでいい感じ。思いついて、グーグルで「豆腐入りお好み焼き」を検索したら、1万3200件ヒットした。ちなみに「豆腐ハンバーグ」は22万9000件ヒットする。

 いくつか記事を読みながらおかしくなった。日常食のお好み焼きなのに、やたらもったいぶったレシピが紹介されているのだ。もしかして、日常的にお好み焼きを食べない地域では、これくらい丁寧に書かないと作れないのだろうか。それとも、「マニュアル好き世代」は、レシピというよりマニュアルと呼びたくなるこういうものがないと、料理を作れない?! 

 あれこれ散歩していたら、「ちくわの磯辺揚げ」レシピにぶつかった。学校給食でほぼ唯一、「おいしい!」と感じていたメニュー。自分で何度もためしたが、小学時代のおいしさが再現できない。

 今日、思いついた理由が2つ。
 まず、ちくわそのものの味が違うのではないかということ。私は有明海沿岸の町で育った。母の実家から海岸に歩いていくと、海苔を作る家が並んでいた。当然、ちくわの材料になる魚もいっぱい獲れただろう。添加物も少なかった(あるいは、加わっていなかった)と思われる。
 次が、衣の作り方。自分で作ると、せっかくの青のりが思うようにちくわにくっついてくれない。衣に青のりを混ぜるのではなく、ちくわにじかにまぶしてみようか? 衣にマヨネーズを入れるというレシピがあったので、そこに青のりを混ぜてみよう。

 ……そんなわけで、明日のメニューは決まりだね(笑)。
 連休も2日が終了。予定の仕事はまったく進んでいない。パソ前で何遊んでるんだか>私(苦笑)。

 いまはすでに12日午前2時過ぎ。これからお風呂である。

私立高校受験生の健闘を祈った

 今日は大阪府下の私立高校の一斉入試日。塾はシーンと静かだった。塾に来た中3生は、公立の専願者だけ。そして専願はとても少ない。公立との併願者は連休明けからまたやってくるが、私立専願生とは、もう会うこともない。あっさりしたものである。保護者が菓子折りを手にお礼にみえることはあっても、生徒自身はまず報告にはこないからねー。

 1人の生徒ちゃんに「誰かからメールあった?」と尋ねたところ、親しい女子(いっしょに入塾した同級生)から、「苦手な数学がけっこう解けた」とメールが入ったとのこと。それはよかった。今日受験したみんながふだんの力を発揮してくれたであろうことを、私も願っている。

 受験時期を狙ったかのように、新しい塾の生徒募集ちらしが地域にばらまかれた。アルバイトの学生講師が生徒を殺した、あの○進チェーンである。

 をいをい、マーケティングはちゃんとやってるのかい、と、他人事ながら、いささか心配になった。というのも、ちょうど1年前、○進の進出予定地から徒歩数分のところに開講した第○ゼミナールが、思うように生徒が集まらず、夏休みを待たずして数カ月で撤退したという前例があるからだ。

 奇しくもどちらの教室も、1階がコンビニというビルの上階にある(あった)。去年、あるお母さんがつぶやいた「コンビニの上に塾を作るなんて信じられません。帰りに寄り道するなと言われてもしたくなるのが子どもでしょう。うちの子は、ああいうところには絶対行かせたくありません」との言葉を思い出した。

 京都の塾らしく、ちらしの合格実績欄には京都の「難関校」の名前がずらっと並んでいる。しかし、この地域で難関校をめざしている子ども&親たちは、とっくに大阪の難関校突破をめざす有名「鉢巻き塾」に通っている。私がちょっと知っている母娘なんて、タクシーで往復しているし。「鉢巻き塾」というのは、私の勝手な命名である。年末年始もいとわず生徒を特訓する「鉢巻きしめてガンバロー」な塾だからね。

 私の仕事先はいわゆる「進学塾」ではなく、学校の授業についていけなかったり、アレコレの理由と事情で不登校になったりしている子どもたちも受け入れる「補習塾」なので、○進が進出してきても、たぶんたいして影響はない(去年もそうだった)。だもんで、いささか面白半分で、塾の推移をながめることにしよう(ほほほ)。

 明日から3連休。このところ毎日のように届く「支払い調書」にお尻を叩かれているので、今年こそは早めに済ませてしまおうぜ、確定申告の準備を>私。
プロフィール

はね奴

京都市在住。本・雑誌・DVDの企画・制作。エッセイ講座講師。20代から、労働運動と女性運動の重なる領域に生息。フェミとは毛色が異なる。

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